ゲームタイトル | 恋騎士 Purely☆Kiss | ブランド |
エフォルダムソフト |
シナリオ | 藤原休樹 with 企画屋 | 発売日 | 2011/09/30 |
原画 | 憂姫はぐれ |
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修正ファイル | 修正パッチVer1.2 |
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ジャンル | 騎士娘とのイチャラブ学園恋愛ADV |
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特典・キャンペーン |
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ボーカル曲 |
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キャラ名&CV |
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その他CV |
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システム |
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その他スタッフ |
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補足 |
【レビュー】 ※一部ネタバレ注意※
- システム・音楽面
- 選択肢を選び、好感度が上昇する度に効果音とメッセージで上昇したキャラを教えてくれるうえに、好感度グラフがあり、
攻略で迷うことはないはず。
そのうえ、4つの選択肢の場合、上から順にエルシア、真奈、明莉、由宇とイベントが決まっていたりする。 - 共通ルート終了後、好感度グラフで同数の場合は、エルシア>真奈>明莉>由宇の優先順位でルートに入る。
- どれか1人のエンディングを見終わると、佳織とベルのルートが開放された旨のメッセージが流れる。 前者は共通ルート最後の花火の直前に選択肢追加。後者はそれより1つ前と2つ前の選択肢の間、【ベルの公務最終日】に選択肢追加で強制で各ルート。
- ワイド画面対応、クイックセーブ・ロードはもちろん、エフェクト速度やシステム音量、 ボイス再生時のBGM音量設定、ヘルプのオン・オフなどシステム周りは十分便利な部類に入る。
- 前後への選択肢ジャンプや好感度グラフなどもあるのがさらに楽。 キーボードによるショートカットキーは変更できない模様だが、マウス動作は4種類から変更可。
- BGMはちょうど20曲+ボーカル曲2曲。少なすぎず多すぎずな程度で安定。
- ちなみに、F1キーに設定されている【パニックモード】は押すことでメモ帳に偽装可能。 間違ってF2キーを押すようなことがあれば、フルスクリーン(orウィンドウ)になるから気をつけよう。
- シナリオ面
- 共通ルートを経て好感度の一番高いキャラのルートに入るオーソドックスな流れ。 主人公は決して強すぎるわけではないが、無茶をするタイプ。
- 共通ルートでは各ヒロインとの交流や特訓、事件解決、ベルの護衛etc...。
- エルシアルートは騎士になる約束をしたこともあり、それを目指しつつ、共通ルートで捕まえれなかった犯人との対峙。 微妙にツンデレ入ってるエルシアが素直になれず、悩むシーンが多い。
- 真奈ルートでは甲冑盗難事件以降、騎士には向いていないと悩む真奈を要が励ますところから。 最終的には真奈が再度指揮を執ってとある事件を解決していく。
- 明莉ルートは周りに支えられながら、騎士を目指していくも結局残念な結果になる明莉。尺の都合からかかなり後半は駆け足気味で メインヒロイン4ルート中一番強引な展開。
- 由宇ルートは、やはり兄妹という関係を乗り越えていくところに尽きる。何気にHシーンでは由宇が【攻め】というのが多い。
- 佳織ルートは大きな事件とかは無いものの、お互い支えあっていく関係になるのを描いている感じ。
- ベルルートは正直、ルートと呼べるほど無く、選択肢以後、Hシーン挟んですぐエンディングなくらい。 まぁ共通ルートで好感度は上がっているからその延長線上だし、強引とは言わないが、1人攻略後→ベルルート分岐選択肢からスタート→即H&エンディングという 感情移入しにくい流れにしかなりえないので、最初からルートに入れるようにしておいて、共通ルート→ベルルートという流れに行ける可能性が欲しかったところ。
- グラフィック・Hシーン面
- 登録されるCG数は差分抜きで86枚ほど。うち、SDCGが16枚くらいなので、通常CGは70枚とやや少ないのは残念。
- 要所要所で登場する独特なSDCGはコミカルシーンを盛り上げるのには十分な効果がある。
- CG数が少ないのも残念だったが、公式でも公開されている8人+主人公しか立ち絵がないのが微妙か。 エキストラで何人もCVを使っている通り、主人公以外フルボイスのゲームなだけに、 せめて物語の中核を担う犯人役くらい立ち絵が欲しかったところ。勿体無い。
- 逆にHシーンは予想に反して多め。4人の攻略ヒロインということもあるが、各5つ用意されているうえ、 随所でいいところを見せるサブヒロインの2人のプチルート&1シーンずつ用意されているのは良いところ。
- Hシーンは圧倒的に制服姿が多い。
- 総合点
- 85点/100点
- 総括コメント
- 微妙に評価下げたのは、発売1週間で修正パッチを2度もする羽目になったデバッグの甘さ。 本当に一周でもデバッグ作業すれば気づくような誤字脱字、Hシーン時にはヒロインの台詞一部が要と表示され、 要「喘ぎ声(音声無し)」というキモい現象もあったり。まさしくユーザーデバッガー頼り。
- 先に挙げた立ち絵やCGの少なさは別として、騎士モノなのにそれを全部生かせたかと言うとそうでもない感じが引っかかる。 ピンチになったシーンも少なかったりする。
- エルシアとは騎士になる約束をした割には、エルシアが不甲斐無いことも多い。いや、騎士試験中にHするとかある意味余裕なのか。 下着泥棒を捕まえる際には動物柄ばかりだったエルシアの下着がアレなシーンになると普通の大人っぽいのばかりに……。
- 4人のヒロインの中で目立って悪いルートとかもない代わりに、その逆も無い感じ。なので、ルート順は気にせず、好きなキャラを。 基本寮でラブラブすることが多いうえに、尺がそこまで長くないのでさしたる伏線も無い。
- とはいえ、全体的な出来としてはよくまとまっているので酷評されることもないレベル。
- 今作のスクリプト(=好感度グラフや好感度上昇時のポップアップメッセ表示)の制作は『黄昏のシンセミア』などでフローチャートの 制作を担当したワムソフトさん。